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ホームセンターの給湯器は安い? 交換業者による給湯器の価格や保証の違い
給湯器の購入を検討する際に、ホームセンターを候補に挙げる方もいるのではないでしょうか。
とはいえホームセンターの場合、価格がほかよりも安いのか、また、どんな保証があるのか不安に感じている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、給湯器の交換の依頼先の特徴や価格帯、ホームセンターで購入する際のメリット・デメリット、保証内容の違いなどについてご紹介します。
交換を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.給湯器の交換はどこに頼む? それぞれの特徴と価格帯
給湯器の交換をする際には、次のような依頼先があります。
それぞれの特徴と価格帯をご紹介します。
(1)給湯器メーカー
給湯器メーカーとしても交換などの対応が可能ですし、機器の保証期間であれば不具合があった場合に無償交換の対応もできます。
一般的に修理、交換の費用が割高になる傾向がありますが、給湯器のメーカーであることの安心感があります。
ただし、実際に修理交換をするのは下請け業者であることも多いため、修理交換に時間がかかったり取り付けに不慣れであったりする場合もあるので注意が必要です。
(2)ガス会社
東京ガス、大阪ガスなど、ガス会社でも給湯器の交換が可能です。
給湯器メーカーと同様に費用が割高になりがちですが、ガス機器を専門に扱っていますので安心感があり、ガス料金の支払いなどで連絡先がわかりやすいというメリットもあります。
取り扱う給湯器の種類が少なく、また給湯器メーカー同様、工事は下請けに委託することも多いため、修理交換を急ぐ場合には不向きなこともあります。
(3)ホームセンター
ホームセンターへ給湯器の交換を依頼する場合には、店頭での在庫の有無に気を付ける必要があります。
ホームセンターは購入費用を抑えることができますが、型落ち商品であったり保証期間が短いものであったりする可能性があります。
価格に見合った条件かどうか確認しましょう。
(4)家電量販店
家電量販店でも給湯器を取り扱っている店舗があり、セールなどの特定の時期には安く購入することも可能です。
なお、交換工事は外注業者になるため、施工品質については評判などを事前に調べておくことが必要です。
(5)給湯器交換専門業者
給湯器交換専門業者の場合、給湯器本体も割引率が高く施工品質としても安定しています。
施工保証やアフター対応などサービスも充実していることから、コストパフォーマンスとして優れているといえます。
2.ホームセンターと給湯器交換専門業者|メリット・デメリット
ここでは、給湯器交換の候補としてホームセンターと給湯器交換専門業者で迷っている方に向けて、それぞれメリット・デメリットを詳しくご紹介していきます。
(1)ホームセンターに依頼するメリットとデメリット
特定の依頼先がない場合、とりあえずホームセンターに出向いてみるという方も少なくないでしょう。
ホームセンターに依頼する際のメリット・デメリットには次のような点があります。
メリット
- 販売員と話しながら相談できる
- 給湯器と一緒にほかの工事(リフォーム)の相談もできる
デメリット
- 交換工事は下請け業者になる
- 施工まで時間がかかることが多い
- 設置場所など条件によっては施工対応できないときがある
- 事前見積もりから追加費用がかかることがある
ホームセンターの場合は、店舗で販売員と直接話ができるのがメリットといえます。
まだ検討中の段階でも、費用目安などを確認することができるでしょう。
ただし、実際の施工は下請け業者に依頼することになるため、窓口で話したことが引き継ぎできてないというリスクもあります。
また、ホームセンターにとって給湯器の交換は、さまざまな取り扱いサービスのひとつであるため、施工対応まで時間がかかることも多いです。
(2)給湯器交換専門業者に依頼するメリットとデメリット
給湯器交換は誰でも施工できるものではないため、専門業者への依頼を検討している方も多いと思います。
専門業者に依頼する際のメリット・デメリットには次のような点があります。
メリット
- 依頼してから施工まですぐに対応してもらえることが多い
- 経験豊富で施工品質に優れている
- 現地調査で事前に見積もりを依頼できる
- 施工保証やアフター対応が期待できる
デメリット
- 有資格者が不在の業者がいる
給湯器交換専門業者の場合、経験豊富で商品知識があり、技術力も確かなので施工品質に安心感があります。
基本的には依頼から施工まで比較的早く対応してもらえるケースが多く、万が一の施工不良でも保証が期待できます。
事前に施工方法や正確な見積もりを提示してくれますので、予想もしなかった追加費用が発生することもありません。
給湯器の寿命は7年~10年ともいわれていますので、故障や交換は意外と早いサイクルで訪れます。
メンテナンスなども考えると、専門業者に依頼するのが安心です。
ただし、多くの給湯器交換業者が存在しており、なかには有資格者が不在のまま施工を請け負う業者もあります。
給湯器の交換工事には資格が必要ですので、事前にきちんと調べておくことをおすすめします。
3.ホームセンターと給湯器交換専門業者|価格相場と保証内容の違い
ホームセンターと給湯器交換専門業者の販売価格相場と、保証内容の違いについてご紹介します。
(1)ホームセンターの価格相場と保証内容
関東圏で主流のホームセンターの価格相場を比較しました。
どのホームセンターも一般的な価格相場は類似しています。
16号の給湯専用では10万円以内、24号のフルオートエコジョーズになると20万円を超えています。
なお、下記はあくまでも給湯器本体の価格となっており、リモコンや取付工事費などは別途発生します。
カインズ | ビバホーム | 島忠 | |
16号 給湯専用 | 73,000円~ | 80,000円~ | 73,000円~ |
24号 オート | 144,000円~ | 130,000円~ | 145,000円~ |
24号 フルオート (エコジョーズ) | 214,000円~ | 200,000円~ | 214,000円~ |
カインズでは、有料の保証サービスや給湯器のスピード交換などがあり、サービスは比較的充実しているといえます。
保証内容はホームセンターによって異なりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
(2)給湯器交換専門業者の価格相場と保証内容
ここでは壁掛け給湯器を例にご紹介します。
給湯器交換専門業者では、24号のフルオートエコジョーズでも、20万円の価格相場になっています。
<16号>
リンナイ | ノーリツ | |
オート | 135,000円~ | 135,000円~ |
フルオート | 145,000円~ | 145,000円~ |
フルオート (エコジョーズ) | 170,000円~ | 170,000円~ |
<20号>
リンナイ | ノーリツ | |
オート | 145,000円~ | 145,000円~ |
フルオート | 150,000円~ | 150,000円~ |
フルオート (エコジョーズ) | 180,000円~ | 180,000円~ |
<24号>
リンナイ | ノーリツ | |
オート | 150,000円~ | 150,000円~ |
フルオート | 155,000円~ | 155,000円~ |
フルオート (エコジョーズ) | 190,000円~ | 190,000円~ |
保証については、給湯器本体のメーカー保証はもちろん、施工についての保証サービスもおこなっています。
工事保障が付保されることは、万が一不具合が出たとしても安心ですし、迅速な対応も期待できます。
私どもガス給湯器交換サービスが提示している価格には、給湯器本体のほか、リモコンの代金、取付工事費が含まれています。
価格について詳しくはこちらをご覧ください。
4.まとめ
今回は、給湯器の交換の際の依頼先の特徴や、ホームセンターと給湯器交換専門業者の価格相場、保証の違いなどについてご紹介しました。
コストバランスと依頼のしやすさを考えると、ホームセンターや給湯器交換専門業者が候補になるでしょう。
急にお湯が使えなくなるととても不便になります。
給湯器の寿命が近づいている方などは、あらかじめどこに依頼すればよいか検討しておくことをおすすめします。