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【ダイキン】エコキュート交換とエラーコード(一覧あり)

「突然エラーが表示された」「お湯が出なくなった」そんなとき、慌てず確認したいのがエコキュートの状態とエラーコードの意味です。
本記事では、人気エコキュートメーカーであるダイキン製エコキュートについて、製品の特徴や寿命、エラーの種類、交換の目安などをわかりやすく解説しています。
長く安心して使い続けるために知っておきたい情報を、詳しく具体的にまとめました。
ご家庭でダイキン製エコキュートを使っている、あるいはエコキュートへの交換を検討されている方は、ぜひご参考になさってください。
目次
1.ダイキン製エコキュートの特徴と製品寿命、保証期間

ここでは、ダイキン製エコキュートの特徴と製品寿命、保証期間についてご紹介します。
(1)ダイキン製エコキュートの特徴
ダイキンは、空調機器のトップブランドとして知られ、エコキュートにもその技術力が活かされています。
特に省エネ性と静音性、そして高圧給湯の性能に優れているのが特徴です。
エコキュートは夜間に稼働することの多いので、静音性に注目してダイキン製エコキュートを選ぶ方も多いようです。
(2)製品寿命と補修用部品の保有期間
一般的な製品寿命は約10~15年です。
ダイキンでは、製品の製造打ち切り後も補修用部品を最低10年間は保有しています。
寿命が近づいた製品では、部品の入手可否も交換判断の一因になります。
(3)メーカー保証期間とサポート体制
ダイキンのメーカー保証は通常1年間(特定部品は2~3年)です。
延長保証(有償)も用意されています。
また、公式サイトから修理・点検の依頼も可能で、ユーザーサポート体制も充実しています。
ダイキン製エコキュートの修理・相談のお問い合わせ先
お客様サポート窓口(0120-881-081)またはWebサイト
ダイキン製エコキュートの長期安心サービスとは?
ダイキンでは、本体を1年間、冷媒系統部分を3年間、貯湯タンクの水漏れを5年間保証する基本保証に加え、有償で10年間の長期保証サービスを提供しています。
修理費用の不安を減らし、長く安心して使いたい方におすすめです。
2.ダイキン製エコキュートの交換のタイミングと注意点

ここからは、ダイキン製エコキュートの交換のタイミングや注意点について解説します。
(1)ダイキン製エコキュートの交換を検討すべきサイン
ダイキン製エコキュートは、以下のサインが出だしたら交換のタイミングです。
- 設置から10年以上経過
- 水漏れや異音がする
- エラー表示が頻繁に出る
- 給湯の温度が安定しない
お湯が出ない生活は大変不便です。
完全に故障してから交換業者を探すのではなく、小さな不具合のうちに交換の準備を進めておきましょう。
特に設置から10年以上が経過している場合は、エコキュートの寿命です。
いつ故障してもおかしくないため、早めに交換しましょう。
(2)エラーが出たら、交換すべき?修理で直せる?
エラー内容によっては、センサー交換や基板修理で対応可能な場合もあります。
ただし、複数回の修理や主要部品の故障は、交換を検討すべきサインです。
(3)ダイキン製エコキュートの型番の確認方法
ダイキン製エコキュートは、本体または貯湯タンクユニットの全面あるいは側面に貼り付けられた「銘板シール」に「アルファベットと数字の組み合わせ番号」で表された「型番」が記載されています。
エコキュートの型番が分かると、エラーコード照合やお問い合わせがスムーズです。
修理や交換の連絡前に確認しておきましょう。
ラベルが汚れなどで読めない場合や剥がれて見つからない場合は、保証書などにも記載があります。
また、交換業者によっては、本体の画像で特定してくれる場合もあります。
(4)ダイキン製エコキュートの価格帯と交換費用相場
ダイキン公式サイトによると、本体と交換工事の費用を含めて、370Lで60万~70万円程度、460Lで60万円~80万円あたりがメーカーによる参考価格帯です。
給湯器交換専門業者など、販売店によっては、もう少し安くなる可能性があります。
機種や設置条件により前後しますので、交換業者に見積もりを依頼しましょう。
見積もりは業者によって形式が異なります。
見積もり以外に追加料金がないかどうかをあらかじめ確認しておくと安心です。
ダイキン製エコキュートの交換に補助金は使える?
ダイキン製エコキュートは国の定める高効率給湯器の基準をクリアしているため、国や自治体の省エネ補助金制度を利用できる可能性があります。
条件や対象機種は年度によって異なるため、事前に最新情報を確認しましょう。
3.ダイキン製エコキュートのエラーコード一覧とリセット方法

各社でエラーコードが統一されているガス給湯器と違い、エコキュートはメーカーによってエラーコードが異なります。
ここでは、ダイキン製エコキュートのエラーコードについてご紹介します。
ダイキン製のエコキュートのエラーコードは、以下の通りです。
リモコンにエラーコードが表示されている場合、まずはエラーの内容と原因を特定し、対処方法を行いましょう。
対処方法にある「エラーリセット」の方法は、この章の最後でくわしくご紹介しています。
対処方法を行ってもエラーが解消されない場合は、点検・修理を依頼しましょう。
(1)7から始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| 740 | 台所リモコン~貯湯タンク間の通信不良により停止 | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| 750 | 浴室リモコン~貯湯タンク間の通信不良により停止 | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
(2)Aから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| A5 | 凝縮温度が高温を検知したため高圧制御をしている | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
(3)Cから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| C11 | 出湯温度温度が高温を検出したため停止 | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| C12 | 凝縮温度が高温を検知したため高圧制御をしている | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| C15 | 貯湯タンクの不具合(浴槽への“お湯はりの温度が異常に高い”ことを検出・停止) | 熱いお湯が出ることがあるため「ふろ自動」でお湯はりはできないが、浴室の蛇口やシャワーからお湯を出してお風呂にお湯をためることは可能。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C16 | 貯湯タンクの不具合(台所、洗面所、シャワーへ出す“お湯の温度が異常に高い”ことを検出・停止) | 蛇口、シャワーから熱いお湯が出ることがあるので給湯の使用を中止し、点検・修理を依頼 | 
| C26 | 給湯量が給水水量より多いと検出したため停止 | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| C30 | 貯湯タンクの不具合(温度検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | エラーをリセットして、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C45 | 沸上ポンプの異常を検出・停止 ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット ④エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
| C52 | 貯湯タンクの不具合(追いだき運転ができないため停止) ①ふろアダプターの上までお湯がない ②断水 ③配管凍結(冬季) ④給水止水栓が閉じている ⑤その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①エラーリセット ②エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ③自然解凍を待ち、エラーリセット ④給水止水栓を開け、エラーリセット ⑤エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
| C55 | 貯湯タンクの不具合(お湯はりに時間がかかり過ぎているため停止) ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、販売店に点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット ④エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
| C62 | 貯湯ユニット間の誤配線を検知 連結されている貯湯ユニットのアドレス設定ができない | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| C63 | 貯湯ユニットの連結台数が減ったことを検出 | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| C64 | メインプリント基板とサブプリント基板間の相互通信ができていない | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| C71 | 貯湯タンクの不具合(湯とり回路の温度を検知しているサーミスタが正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にした後、もう一度「ON」にしてエラーをリセット。不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C72 | 貯湯タンクの不具合(貯湯タンクの中間層からお湯を取出す三方弁系の不具合) | お買い上げの販売店、または当社に点検・修理を依頼 | 
| C73 | 貯湯タンクの不具合(漏水センサー系の不具合) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にした後、もう一度「ON」にしてエラーをリセット。不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C74 | 貯湯タンクの不具合(追いだき時の貯湯タンク内のポンプの不具合を検出・停止) | エラーリセットし、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C75 | 2号機(HP2系統)の異常 | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| C76 | 台所リモコンまたは浴室リモコンと貯湯タンク間の通信不良により停止 | エラーリセットし、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C77 | 貯湯タンクの不具合(給水の水温を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C78 | 貯湯タンクの不具合(電源周波数が検出できない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C79 | 貯湯タンクの不具合(ふろのお湯、水を循環させるポンプの不具合を検出・停止) | エラーリセットし、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、販売店に点検・修理を依頼 | 
| C80 | 貯湯タンク~ヒートポンプユニットのお湯の循環不良 ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④排水栓ツマミの位置が「通常」以外 ⑤その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット ④排水栓ツマミを「通常」にし、エラーリセット ⑤エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
| C81 | 貯湯タンクの不具合(ふろのお湯、水を循環させるポンプがエアがみのため停止) ①貯湯タンクに水がない ②その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、販売店に点検・修理を依頼 ①貯湯タンクを満水にし、エラーリセット ②エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
| C84 | 貯湯タンクの不具合(混合弁入口の温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| C87 | 貯湯タンクの不具合(おゆぴかUVが正しく作動しない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
(4)Eから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| E1 | ヒートポンプユニットの不具合(プリント基板のマイコンが正常に動作していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| E3 | ヒートポンプユニットの不具合(運転中に高圧圧力が上昇し過ぎたため停止) ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット ④排水栓ツマミを「通常」にし、エラーリセット。不具合が再現するか確認 | 
| E6 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機の過電流を検出) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| E7 | ヒートポンプユニットの不具合(ファンモーターが運転しないため停止) ①ファンに異物混入 ②ファンに雪・氷が付着(冬季) ③その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、販売店に点検・修理を依頼 ①貯湯タンクの漏電遮断器を「切」にする → 異物除去 → 貯湯タンクの漏電遮断器を「入」にする ②周辺の雪を取り除き融かす。内部の雪や氷は解凍を待つ。融けたあと、貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用 ③貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用 | 
| E8 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機に過電流が流れたため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| EA | 四路切換弁系の不具合を掲出したため停止 | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| EC | ヒートポンプユニットの不具合(出湯温度が上昇し過ぎたため、停止) ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット ④エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
(5)Fから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| F3 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機の吐出管温度が上昇し過ぎたため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| F17 | 貯湯タンクの不具合(貯湯ユニットからの水もれ) | お買い上げの販売店、または当社に点検・修理を依頼 | 
| F38 | 貯湯タンクの不具合(残湯温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| F47 | 貯湯タンクの不具合(水もれ検知センサー系の不具合) | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| F66 | 貯湯タンクの不具合(お湯はり電磁弁の不具合のため停止) ①ふろの水位上昇 ②その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①エラーリセットし、エラー表示が消えたらふろの水位上昇の有無を確認 ②エラーをリセットして、不具合が再現するか確認 | 
| F94 | 貯湯タンクの不具合(ふろ水位センサーの不具合を検出したため停止) | ふろ配管の洗浄を試す。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| FA | ヒートポンプユニットの不具合(高圧圧力が上昇しすぎたため停止) ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④排水栓ツマミの位置が「通常」以外 ⑤その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、販売店に点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット ㊹エラーリセットし、不具合が再現するか確認 ⑤エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
(6)Hから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| H0 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機が運転しても電流が流れないため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H3 | ヒートポンプユニットの不具合(高圧圧力スイッチの不具合により停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H6 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機の過電流検出センサーが作動したため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H8 | ヒートポンプユニットの不具合です。 圧縮機の入力電流が上昇しないため、停止しています。 | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H9 | ヒートポンプユニットの不具合(外気の温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H25 | 貯湯タンクの不具合(ふろ水流スイッチの不具合を検出したため停止) | ふろ配管の洗浄を試す。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H32 | 貯湯タンクの不具合(給水の温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H33 | 貯湯タンクの不具合(ふろの温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | エラーリセットし、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H34 | 貯湯タンクの不具合(給湯の温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | エラーリセットし、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H35 | 貯湯タンクの不具合(湯とりの温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H37 | 貯湯タンクの不具合(お湯はりの温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | エラーリセットし、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H39 | 貯湯タンクの不具合(追いだきの温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| H40 | 貯湯タンクの不具合(入水温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| H41 | 貯湯タンクの不具合(出湯温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| H42 | 貯湯タンクの不具合(凝縮温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| H54 | 貯湯タンクの不具合(沸き上げ三方弁の不具合により停止) | エラーリセットし、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H56 | 貯湯タンクの不具合(お湯と、水とを混合させる 湯はり混合弁の不具合により停止) | 熱いお湯がでることがあるため「ふろ自動」でお湯はりはできないが、浴室の蛇口やシャワーからお湯を出してお風呂にお湯をためることは可能。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H57 | 貯湯タンクの不具合(膨張水を排出する三方弁系の不具合を検出) | エラーリセットし、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H58 | 貯湯タンクの不具合(給湯回路と、給水回路をバイパスさせる電磁弁系の不具合を検出) | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| H59 | 貯湯タンクの不具合(お湯と、水とを混合させる 給湯混合弁の不具合により停止) | 蛇口、シャワーから熱いお湯が出ることがあるため使用を中止し、点検・修理を依頼 | 
| H60 | 貯湯タンクの不具合(中間温度層のお湯を混合させる 湯とり混合弁の不具合により停止) | 蛇口、シャワーから熱いお湯が出ることがあるため使用を中止し、点検・修理を依頼 | 
| H65 | 沸き上げ方向を切換える沸き上げ混合弁系の不具合 | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| H67 | 貯湯タンクの不具合(ポンプ入水弁系の不具合のため沸き上げ運転ができない) | エラーをリセットして、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H68 | ヒートポンプユニットの不具合(ヒートポンプバイパス弁系の不具合を検出したため沸き上げ運転ができない) | エラーをリセットして、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H76 | 貯湯タンクと台所、ふろリモコン間の相互通信ができない | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| H82 | リモコンの時刻設定ができない | 取扱説明書を確認の上、時刻を設定する | 
| H83 | 貯湯タンクの不具合(ふろの水位設定ができないため停止) | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| H91 | 貯湯タンクの不具合(保安器が動作したため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H92 | 貯湯タンクの不具合(貯湯タンクの缶体温度が高温を検知したため停止) | エラーをリセットして、不具合が再現するか確認。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| H97 | 貯湯タンクの不具合(冷却運転終了後に再び冷却運転を開始したため停止) | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| HC | ヒートポンプユニットの不具合(出湯の温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示さない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| HJ | 貯湯タンク~ヒートポンプユニット間の循環水系統の不具合(ヒートポンプユニットからの出湯温度が上昇しないことで停止) ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、販売店に点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット ④エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
(7)Jから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| J0 | ヒートポンプユニットの不具合(冷媒調整器の温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| J3 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機の吐出管温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット ④エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
| J5 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機の吸入管温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| J6 | ヒートポンプユニットの不具合(熱交換器の温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| J8 | ヒートポンプユニットの不具合(入水の温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| JA | ヒートポンプユニットの不具合(高圧圧力センサー系の不具合) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
(8)Lから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| L3 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機停止時に放熱フィン温度が上昇し過ぎたため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| L4 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機運転時に放熱フィン温度が上昇し過ぎたため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| L5 | ヒートポンプユニットの不具合(圧縮機に過電流が流れたため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、販売店に点検・修理を依頼 | 
(9)Pから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| P1 | 三相電源が不平衡または欠相を検出したため停止 | メーカーまたは販売店に、点検・修理を依頼 | 
| P4 | ヒートポンプユニットの不具合(放熱フィンの温度を検知しているサーミスタが、正しい温度を示していない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
(10)Uから始まるエラーコード
| コード | 内容・原因 | 対処方法 | 
| U0 | ヒートポンプユニットの不具合(ガス欠(冷媒循環量不足)を検出) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| U2 | ヒートポンプユニットの不具合(インバータ電源回路の不足電圧、過電圧を検出したため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| U4 | ヒートポンプユニット~貯湯タンク間の通信の不具合により停止 | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| U7 | ヒートポンプユニットの不具合(ヒートポンプユニット内部での相互通信ができていない) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| U22 | 貯湯タンクの不具合(湯はり中に注湯量が減少したため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| U51 | お湯はりに時間がかかりすぎているため停止 ①ふろの栓が外れている ②湯はり中にお湯をくみ出しすぎた ③断水 ④配管凍結(冬季) ⑤給水止水栓が閉じている ⑥ふろ配管の汚れ ⑦その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①ふろの栓をつけ、エラーリセット ②エラーリセット。もう一度、湯はりする ③エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ④自然解凍を待ち、エラーリセット ⑤給水止水栓を開け、エラーリセット ⑥エラーリセット。配管洗浄する ⑦エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
| U53 | 貯湯タンクの不具合(ふろの水位が安定しないため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| U54 | おふろの試運転時の不具合(おふろの試運転時に残り湯があるため停止) | 残り湯を排水。エラーをリセットして、もう一度試運転を行う。改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| U61 | 貯湯タンクの不具合(給湯の温度が低すぎるため停止) | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| UA | リモコンと貯湯ユニットとの組合せが正しくない | 貯湯タンクの漏電遮断器を約10秒以上「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用。 改善しない場合は、点検・修理を依頼 | 
| UF | ヒートポンプユニットへの入水温度が出湯温度より高いため停止 ①断水 ②配管凍結(冬季) ③給水止水栓が閉じている ④その他 | 原因別に以下の対処を行い、改善しない場合は、点検・修理を依頼 ①エコキュート用の給水止水栓を閉める。復旧したら、蛇口を開けてきれいな水が出るまで出し続けたあと、給水止水栓を開ける ②自然解凍を待ち、エラーリセット ③給水止水栓を開け、エラーリセット。不具合が再現するか確認 ④エラーリセットし、不具合が再現するか確認 | 
(11)ダイキン製エコキュートのリセット方法と注意点
ダイキン製エコキュートの「リモコン通信エラー」は、ケーブルの接触不良や設定誤りでも出るため、リセット後も繰り返す場合は配線や親機・子機の設定ミスを確認する必要があります。
特に、スマートリモコンとの連携モデル(スマホ対応)では、Wi-Fiの接続状況による通信遅延・誤判定が起きやすい点に注意が必要です。
「ピークカット」や「おまかせモード」を活用している場合、想定より早くお湯が切れたり沸き上げが遅れたりすることがあります。
このときに「故障では?」と判断してリセットしてしまうケースがあります。
また、停電から復帰した直後は、制御が不安定になりエラーが一時的に出ることがあります。
停電時に「断水」が発生し、断水に伴う「濁り水」等の可能性がある場合は、タンク内に混入しないよう、タンクの給水止水栓を閉じる、お湯側の蛇口を開けないなどの対処が必要です。
断水などがなく、停電がおさまった直後にエラーが出た場合、すぐにリセットせず5~10分ほど待ってから再起動することで自然に復旧するケースもあります。
リセットの繰り返しは故障を見逃す原因になるため、同じエラーが再発する場合は即点検依頼をしましょう。
安全に関わるエラーは、即使用停止が原則です。
誤作動が疑われる場合も、型番・設置年・エラー内容を控えてサポートに相談しましょう。
リセットは、エラーコード一覧にある対処方法で「エラーリセット」と指示がある場合に行いましょう。
不必要なリセットは故障の原因にもなりますので、自己判断でむやみにリセットをしないようにしましょう。
ダイキン製エコキュートの一般的なリセット手順
- リモコンの「運転」ボタンをOFFにする
- 分電盤(ブレーカー)でエコキュートの電源をOFFにする
- 5分ほど待つ(内部コンデンサの放電を待つ)
- 再びブレーカーをONにし、リモコンで運転再開
4.まとめ

今回は、ダイキン製エコキュートの特徴や寿命、保証期間、メーカー相談窓口や交換タイミング、交換費用相場やエラーコード一覧、ダイキン製エコキュートのリセット方法などについてご紹介しました。
エラー表示や故障のサインが出たら、まずはエラーコードを確認して、トラブルの原因や対処方法を確認しましょう。
自分で解決できないエラーの場合は、保証期間であればメーカーに点検・修理を依頼し、保証が切れていたら、専門業者による交換を検討しましょう。
故障による断水や水漏れ、漏電のリスクを避けるためにも、早めのご相談をおすすめします。
記事を参考に、ダイキン製エコキュートを修理すべきか交換すべきかの判断や、エラー内容の特定、満足できる交換計画などにお役立てください。
 
             
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                     
                                                                    